【ウエディングコラム】人前式とは?式の流れやおすすめの演出、メリットなど人前式で結婚式を挙げたい方向けに徹底解説!
2025年12月12日 (金):配信
人前式とは、宗教にとらわれず、列席したゲストを結婚の証人とする自由な挙式スタイルです。
本記事では、形式にとらわれない人前式の魅力や進行、演出例、メリット・デメリットなどをわかりやすく解説します。
自分たちらしいセレモニーとして人前式を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
■人前式は「ゲストが証人」となる挙式スタイル
人前式の最大の特徴は、結婚の証人が宗教者ではなく、列席しているゲスト一人ひとりである点にあります。
新郎新婦は参列者の前で誓いの言葉を述べ、証人としてその場に立ち会ってもらうことで結婚の成立を確認します。
このスタイルは、形式や宗教にとらわれず、おふたりの想いをダイレクトに伝えることができるため、感謝や絆を大切にしたい方に適しています。
誓いの内容や演出を自由に決められる分、準備には工夫が求められますが、その分深い思い出として心に残る挙式となるでしょう。
■神前式や教会式との違い
教会式や神前式は、それぞれキリスト教や神道の儀式に則って行われる伝統的な挙式スタイルです。
教会式では神父や牧師が執り行い、神に誓いを捧げます。神前式では神社で神職が執り行い、親族中心の参列が基本となります。
一方、人前式には宗教的な制約がなく、ゲスト全員が結婚の証人となるという点が大きな違いです。
会場や演出も自由に選べるため、堅苦しさがなく、自分たちらしい式を望むカップルに支持されています。柔軟さと温かみを兼ね備えた挙式です。
■人前式で結婚式を挙げる際の流れ
人前式は自由な形式とはいえ、当日の進行には一定の基本的な流れがあります。代表的な構成を把握しておきましょう。
1. ゲストの着席と開式の案内
ゲストが到着したら、まずは会場スタッフが順に案内し、全員が着席するのを待って開式となります。
人前式では、開式のタイミングで司会者が挨拶を兼ねて式の趣旨を簡単に説明することも多く、初めて人前式に参列するゲストにも分かりやすいよう配慮されます。
ここでおふたりの人前式に込めた想いや、ゲストへの感謝の言葉を盛り込むことで、温かく和やかな空気が生まれます。
静かで落ち着いた雰囲気の中、自然な形で挙式が始まっていきます。
2.新郎新婦の入場と開式の言葉
開式の案内に続いて、新郎新婦が入場します。入場の方法は自由で、新郎新婦がそれぞれ別に入場するスタイルや、ご両親にエスコートされて一緒に入場する演出も人気です。
入場後、司会者が開式の言葉を述べ、いよいよ式が始まります。この場面では、ふたりが人前式を選んだ理由や、ゲストへの感謝の気持ちを伝えるケースもあります。
格式にとらわれず、おふたりらしい言葉で式の幕を開けることができるのが、人前式ならではの魅力です。
3.誓いの言葉と指輪交換の進行タイミング
人前式において最も印象深い場面のひとつが、誓いの言葉と指輪交換です。
誓いの言葉では、新郎新婦がゲストに向けて結婚の誓いを自らの言葉で伝えます。
定型文ではなく、おふたりで考えたオリジナルの文章を用いることも多く、より心のこもった演出になります。誓いの言葉の後に、愛の証として指輪交換を行うのが一般的です。
どちらの順にするかは自由ですが、言葉から交換へと続く流れにすることで、自然な感動が生まれます。演出との調和も考慮しましょう。
4.結婚証明書への署名とゲストによる承認
誓いの言葉と指輪交換が終わった後は、結婚証明書への署名が行われます。人前式ではこの証明書が、結婚の成立を示す大切なシンボルとなります。
新郎新婦が署名した後、ゲスト代表や全員の署名を加える演出も人気です。
最近では、ゲスト全員の拇印やシールを貼って完成させるタイプの証明書も選ばれており、参加型の一体感あるセレモニーになります。
書式や内容に決まりはないため、おふたりの希望に応じて自由に作成できるのも人前式ならではの魅力です。
5.結婚成立の宣言と退場・アフターセレモニー
結婚証明書への署名が終わると、司会者またはおふたりから結婚成立の宣言が行われます。
「ここに結婚が成立したことを宣言いたします」といった言葉と共に、ゲストから祝福の拍手が送られる感動的な瞬間です。
その後、新郎新婦は笑顔で退場し、フラワーシャワーやライスシャワー、バルーンリリースなどのアフターセレモニーが行われることもあります。
ゲストに見守られながら、温かく和やかな雰囲気の中で挙式が締めくくられるのが、人前式の大きな魅力です。
人前式で結婚式を挙げる際のおすすめ演出アイデア
1.結婚証明書をゲストと一緒に完成させる
結婚証明書をゲストと共に作り上げる演出は、人前式らしい一体感を演出する方法のひとつです。</strong
証明書にゲスト全員の拇印やサインを集めるものや、木のシルエットに葉のスタンプを押して完成させる「ウェディンググツリー」、真っ白なキャンバスにゲストと一緒に色をぬってアートのように仕上げる「ウェディングキャンバス」など、視覚的にも華やかな演出が人気です。
単なる書類としてではなく、ゲストの想いが込められた記念品となるため、式後も大切に飾ることができます。
参加した皆様にとっても、自分が証人であることを実感できる温かな時間となるでしょう。
2.指輪をみんなで届ける「リングリレー」
リングリレーは、会場に張られた長いリボンに指輪を通し、ゲストの手を介して順に前方まで届けてもらう演出です。
後列から前列へ、幸せのバトンが渡っていくような動きに、自然と会場の一体感が高まります。
全員の手を通って届けられた指輪には、祝福の気持ちが込められているような感覚があり、感動的なシーンとなります。
小さなお子様にスタート役をお願いするのも微笑ましく、ゲストの記憶にも残る優しい演出です。
3.キャンドルリレーやサンドセレモニーの演出方法
キャンドルリレーは、ゲスト一人ひとりのキャンドルに火を灯し、最後に新郎新婦のキャンドルへとつなぐロマンティックな演出です。
会場がやわらかな光に包まれ、神秘的な雰囲気を演出できます。サンドセレモニーは、色の異なる砂を瓶に注ぎ入れ、ひとつの作品を完成させるセレモニーです。
夫婦として異なる個性がひとつになる象徴とされ、視覚的にも美しく仕上がります。どちらもオリジナリティを演出しやすく、人前式にぴったりの内容です。
4.フラワーセレモニーやブーケ演出も人気
フラワーセレモニーはダーズンローズやブーケ・ブートニアの儀式とも呼ばれます。ゲストに一輪ずつ花を渡してもらい、それを新郎が束ねて新婦に手渡し、新婦はブートニアとして一輪新郎に渡すという演出です。
「感謝」や「友情」など、花に込められた意味と共に行うことで、心温まる雰囲気が生まれます。
ブーケ演出では、ゲストに渡された小花を集めて即席のブーケを作るスタイルもあり、手作り感のある優しさが魅力です。
どちらもゲストとの関係性がより深まる演出で、会場全体があたたかい空気に包まれます。
■おわりに
人前式は、宗教や形式にとらわれず、ふたりの想いやゲストとの絆を大切にできる挙式スタイルです。
自由に決めることができる項目が多いため準備に工夫が求められますが、その分、自分たちらしい式を実現できる魅力があります。
会場の選び方から進行、演出など、さまざまな視点からご紹介してまいりました。大切なのは、何を重視するかを明確にし、一つひとつ丁寧に選ぶことです。
おふたりらしい、温かな人前式が叶いますよう、心よりお祈りしています。
【この記事の筆者】
ミエルココン
東証スタンダード上場企業(証券コード 2424)株式会社ブラスが運営する結婚式場「ミエルココン」がお届けする結婚に関するお役立ちコラムです。

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